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絶望......別れ このお話は真実です。

絶望......別れ

このお話は真実です。ある方に依頼して胸のうちを書いてもらうことにします。

いつごらからか下を向いていたのは...。
少しずつ 少しずつ 年を重ねるごとにじわじわと進行していく。
おぞましい姿だ。
希望を持って色々と試みたが裏切られ続けた。
それでも諦めないで試してみるが結果が出ない、あれもだめ、これもだめ。
(はっきり言って醜い...。まさか私が...。)

派手好きな私は、洋服や私生活にもこだわりを持っていました。
(この服カッコいいなー。)
着てみるものの、鏡の前の自分を見て、
(こんなイメージじゃない。何か変だ...似合わない。はずかしい...。)
知人に
「いつもどこでカットしているんですか?」
と聞かれると、
「美容室で切っているんだ。こだわっりのカットをしてくれるから...。」
私は、カッコつけてそう応えた。
(彼は、なぜそんな事を聞いたのか...。)
(私は、町を歩いていても美容室のチラシを配ってもらったことが無い...。)
(私は、どうでもいいのか?客じゃないのか?)
髪型も色々こだわって美容室でカットしていた私は疑問に思った。

行きつけの美容室で、
「どうしますか?」
と聞かれると、疲れているかのように暗く沈んだ声で、
「横を思いっきり短くしてボーズでお願いします。」
恥ずかしい部分を隠すように注文していました。
会話も弾めない。
ただ目をつむり、うつむき加減うなだれて座っていました。

(カッパなるのだろうか...。)
私はハゲ始めていた......。

認めたくない...。カッコよくなりたい......。

先生は、私の気持ちを察するかのように頭頂部の薄毛を隠すためサイドを短く切った後、
すきバサミでさらに地肌が見えるほどサイドの毛を軽く切り、トップとのバランスを見てくれました。
(これなら目立たない...。)
私はひそかな安心感を覚えていました。

(トップが立たない、透けている、横が張り出し膨らみカッパが強調されている。まずい醜い...。)
月1回はどうしてもカットに通いました。

髪を失うということは自信を全て失うこと...。
(今までの自分を変えざるを得ない。人事じゃない、子供の頃馬鹿にしたり笑っていた ハーゲ、ハーゲ...。)
(考えてもみなかった、まさか自分が...。)

じわじわとハゲが私を蝕む、今までの自分が全て逆になっていくようだ。

私はゆがみだした...。

性格、内面、自分の人間性について......みんないやになった。
すべて失った。

(もう幸せになれない。)
(結婚も出来ない。)

社会に対してもうつむいていました。

つづき


  


2011年04月30日 Posted by JME at 23:00Comments(1)とある話し